日仏演劇協会公式HP
日 仏 演 劇 協 会
La Société Franco-Japonaise du Théâtre
【新着情報】
【講演会】「 オッフェンバックのオペレッタと『音楽的笑い』」講師:森 佳子、日時:2024年12月7日(土)16:00~
【勉強会】 「パリ・オペラ座にみる「民主化」の動向:多様な身体の表象に向けて」発表:越智雄磨会員、日時:2024年9月11日(水)19:00〜21:00 【日仏演劇協会主催講演】「演劇の持つ力を考えるーージャン・ジュネの作品を通してーー」登壇者:根岸徹郎【日時】2024年6月15日 【オンライン講座】西洋演技論史講義「第3回 なぜ歌は演技から排除されたのか?(3)登壇者:横山義志会員、【日時】2024年3月4日(月)20:00~22:00本協会の副会長を長年務めてくださっている野村万作先生が文化勲章を受章されました。心からお祝い申し上げます。 【オンライン講座】西洋演技論史講義「第3回 なぜ歌は演技から排除されたのか?(2)登壇者:横山義志会員、【日時】2023年12月20日(水)20:00~22:00(終了しました)【勉強会】 『「真実らしさ」の概念を再考するー十七世紀前半の演劇理論をめぐって』発表:塩谷優衣会員、日時:2023年11月28日(火)20:00〜21:30 (終了しました)【連続研究会(共催)】「フランス演劇の公共性」講師:エマニュエル・ヴァロン氏、ピエール・フランツ氏、2023年9月28日、9月30日、10月2日(終了しました) 【オンライン講座】講師:横山義志氏「西洋演劇論史講義【第2回】なぜ歌は演技から排除されたのか?(1)」2023年8月23日(水)20時から(終了しました)【勉強会】「アドルフ・アッピア演出作品の再現上演のために」発表者:横田宇雄会員、2023年7月15日(終了しました)【主催講演会】「上田久美子のフランス演劇体験」講演:上田久美子氏、聞き手:横山義志会員(終了しました)
【講演会】「 オッフェンバックのオペレッタと『音楽的笑い』」
日仏演劇協会主催講演(対面・オンライン開催)
講師:森 佳子(音楽学・早稲田大学ほか講師 )
オッフェンバックはオペレッタの創始者として知られ、例えば、彼の《地獄のオルフェ》(1858)は、日本でも頻繁に上演される作品の一つです。当作に出てくる「フレンチ・カンカン」(地獄のギャロップ)は、おそらく日本では誰もが、運動会の徒競走の音楽として聞き覚えがあるでしょう。その一方で、フランス・オペラの歴史における彼のオペレッタの位置付けや、その音楽的な本質については、あまり知られていません。
私は2012年に、オッフェンバックのオペレッタをテーマに博士論文を提出しましたが、それ以前は、17、18世紀のトラジェディ・リリックやコメディ=バレ等について研究していました。そしてこれらのフランス・オペラの歴史を知ることを通して、喜劇と音楽の関係や、音楽における「笑いの美学」にも関心を持つようになり、それが19世紀のオペレッタへと繋がったわけです。
オペレッタは、フランスの伝統的な音楽劇の一種であるオペラ=コミックの伝統を引き継ぐ形で創造され、メロドラム、夢幻劇などの大衆的な演劇の影響も受けて発展しています。本講演ではこうした視点も交えながら、オッフェンバックの作品における「音楽的笑い」についてお話ししたいと思います。
森 佳子(MORI Yoshiko)早稲田大学・多摩美術大学ほか非常勤講師。博士(文学)。早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は音楽学(主にフランスのオぺラ、音楽劇)。 主な著書に『笑うオペラ』(青弓社)、『クラシックと日本人』(⻘弓社)、『オッフェンバックと大衆芸術:パリジャンが愛した夢幻オペレッタ』 (早稲田大学出版部、学術叢書)、『オペレッタの幕開け:オッフェンバックと日本近代』(⻘弓社)、訳書に『音楽のグロテスク』(⻘弓社)、共編著に『オペラ学の地平』(彩流社)、『演劇と音楽』(森話社)、『パリ・オペラ座とグランド・オペラ』(森話社)、『バロック・オペラとギリシア古典』(論創社)などがある。
【日時】2024年12月7日(土)16:00~17:30
【場所】明治大学 駿河台キャンパス 12号館 2054 教室 ※対面・オンライン開催
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅(徒歩約3分)
東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅(徒歩約3分)
都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅(徒歩約5分)
* オンライン参加の場合は下記URLより事前登録をお願いします。 https://zoom.us/meeting/register/tJUpduitrjguG9GslNhyDaFT5lMM418h08hW
【参加費】無料・対面参加は事前申込不要
【問い合わせ】日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
勉強会「パリ・オペラ座にみる「民主化」の動向:多様な身体の表象に向けて」発表者:越智雄磨会員
【オンライン開催】
日時:2024年9月11日(水)19:00〜21:00(質疑応答を含む)
参加申し込み:
*参加される方は、事前に以下のリンクから参加登録をお願いします。
→ 登録はこちら ( https://zoom.us/meeting/register/tJckc-mtqj4tGdQtscRCHZdDUtJnb7fZba4a )
*登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
・参加登録は原則本名でお願いします。
・ミーティングルームには参加登録したメールアドレスでしかログインできません。
・ミーティングルームに入られましたら「ミュート」「ビデオ・オフ」になっていることをご確認ください。
*勉強会は記録用に録画いたしますのでご了承ください。参加費:無料
概要:パリ・オペラ座は1669年に設立された王立音楽アカデミーに起源を持つバレエの殿堂として知られていますが、現代のプログラムの中には、古典的な演目だけではなくコンテンポラリーダンスの振付家に振付を委嘱した新作も一定数みられます。「古典の保存」が使命の一つとして掲げられているオペラ座において、コンテンポラリーダンスが導入される理由や意義、成果について、「民主化」と「多様性」というキーワードから考えてみたいと思います。
フランスの文化政策の根幹にある「文化の民主化」には、文化・芸術の国民への解放と、文化・芸術による国民の統合という二つの側面があると考えられます。
パリ・オペラ座もまたこの民主化の流れと無縁ではありませんが、「文化」や「芸術」の概念は流動的であるため、それに伴い「文化の民主化」の内実やオペラ座のスペクタクルに期待される社会的機能も変化しているように見えます。
この発表では階級、人種主義、公共圏という3つの観点から2000年代以降のパリ・オペラ座のいくつかのプロジェクト(『ヴェロニク・ドワノー』、『優雅なインドの国々』等)を取り上げ、多様な身体を表象する試みの達成点と限界について考えてみたいと思います。
【発表者プロフィール】
東京都立大学人文社会学部准教授。著書に『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以後の地平』(国書刊行会、2020 年)、共著に『アンチ・ダンス 無為のコレオグラフィ』(水声社、2024 年)、論文に「Antibody としてのダンスーコンタクトゴンゾ『訓練されていない素人のための振付コンセプト』をめぐって」(『舞踊学、2020 年』)などがある。【問い合わせ】日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
「演劇の持つ力を考える―ジャン・ジュネの作品を通して―」
講師:根岸徹郎(会員・専修大学教授)
【場所】:明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント 2F 4021
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅(徒歩約3分)
東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅(徒歩約3分)
都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅(徒歩約5分)
【講演会について】
講演会 6月15日(土)16:30〜18:00(対面のみ)
「演劇の持つ力を考える―ジャン・ジュネの作品を通して―」
講師:根岸徹郎(会員・専修大学教授)
参加申し込み:不要
参加費:無料
概要:わたしはフランス文学研究者として、とくに戯曲の読解という面からフランス演劇と接してきました。プロフィールに書きましたように、関西出身のわたしは文楽や歌舞伎、新劇を観て育ち、上京してつかこうへい、寺山修司や野田秀樹の舞台に触れて衝撃を受け、また大学の授業で太陽劇団の活動を知り、さらに実際にその舞台を観ることができたことから、フランス演劇研究の道を選びました。具体的には不条理系の演劇に興味を持ち、劇作品だけではなく、政治的なテクストや詩作品、芸術論も視野に入れつつ、ジャン・ジュネの劇作品の研究、さらにポール・クローデル研究に取り組んでいます。
今回はまず、わたしの演劇体験からスタートし、フランス演劇との関わり、そして日仏演劇協会でお会いした先生方のことを語らせていただきたいと考えています。さまざまな出会いがあり、いろいろなことを先生方から教えていただいたことに、今は深く感謝しています。
そのうえで、フランス文学研究者として、舞台の魅力についての自分なりの印象に触れた後、ジャン・ジュネが考えていた演劇の力について、わたしの考えを語ることができればと願っています。そこには演劇=舞台がもつ根源的な力を信じたジュネの問題意識が反映されていると思うからです。
聴いてくださる方ができるだけ退屈されないように、実際の舞台や日仏演劇協会に関わる資料、映像をいくつか準備して、それらを視聴しながら話を進めていく予定です。
プロフィール:関西出身 早稲田大学で岩瀬孝、伊藤洋、安堂信也、佐藤実枝の諸先生方に、青山学院大学で中條忍先生に、また日仏演劇協会では渡邊守章先生、佐伯隆幸先生にフランス演劇を学ぶ。主要な研究対象は20世紀のいわゆる不条理劇、とくにジャン・ジュネおよびポール・クローデルの劇作品。クローデル研究によってパリ第四大学=ソルボンヌで博士号を取得。舞台とのふれあいでは、日本では野田秀樹(夢の遊民社)、フランスではアントワーヌ・ヴィテーズ、パトリス・シェローが活躍し、太陽劇団がシェイクスピア・シリーズで評価を上げた時期の上演に接した経験を持つ。
【問い合わせ】日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
日仏演劇協会オンライン講座
西洋演技論史講義
【第4回】なぜ歌は演技から排除されたのか?(3)
演技の公共性と反規則性(18世紀フランス/古代ローマ)
登壇者:横山義志会員
『西洋演技論史序説~歌と踊りのない演劇はなぜ生まれたのか~(仮)』という本を書き進めています。ここ二十年ほど、いわゆるリアリズム的な演技の起源について考えるなかで、歌と踊りを排除したジャンルが生まれたことが奇妙に思えてきました。そして国際演劇祭のプログラムを組むなかで、それが「演劇」のモデルとなってしまったことが問題を含んでいることにも気づかされました。「西洋後」を考えるには、この枠組みを問い直しておく必要があります。
18世紀に王政に代わる新たな公共性を夢想した人々にとって最大のモデルの一つは、キケロが語るローマ共和政でした。近年の演劇史では、弁論術から感情表現の規則が演技に採り入れられたが、次第に弁論術の影響を脱して「自然な」演技が形成されていった、というような説明がなされます。ですが、キケロ弁論術には強固な反規則主義があり、私はむしろそれが「自然な」演技の理論的基盤となったと考えています。新たな国民的演劇としての散文劇を夢想した人々は、規則に束縛されない散文による対話こそが共和政の自然的基盤であるというキケロの思想に多くを負っているのです。ディドロから革命を体現した俳優タルマに至る歌唱的演技批判を、キケロ弁論術から読み解いていきます。
【登壇者プロフィール】
横山義志 ドラマトゥルク、舞台芸術研究(西洋演技論史)。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭リサーチディレクター、学習院大学非常勤講師、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事・政策提言調査室長。
1977年生まれ。生物学を志したのち、フランス演劇を専門に。2000年に渡仏し、2008年にパリ第10大学演劇科で博士号を取得。2007年からSPACで海外招聘プログラムを担当し、30カ国以上を視察。2014年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)メンバー。2016年、アジア・センター・フェローシップにより東南アジア三カ国視察、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティーとしてニューヨークでパフォーマンス・スタディーズを学び、アジアの同時代的舞台芸術について考える。西洋演技論史をめぐる論文等はこちらのリンクを参照。
【日時】2024年3月4日(月)20:00~22:00(講義90分程度・質疑応答30分程度)
※横山氏による西洋演技論史講義(全4回)は今回が最終回となります。
【場所】オンライン(Zoomを使用)
【参加費】一般:1,000円/日仏演劇協会会員:無料
(※年会費は一般会員3,000円、学生会員1,500円です。入会の詳細は「入会案内」をご参照ください。)
【申込方法】参加を希望される方は、以下のPeatixイベントサイトからチケットをご購入ください。実施前日にZoomリンクをお送りいたします。この講座に関しては、録画・資料も、終了後追って共有いたします。また「西洋演技論史講義」第1回〜第3回の録画・資料をご希望の方も、こちらからお申し込みいただけます。
https://artducomedienunehistoiredesidees4.peatix.com/
【注意】参加登録は原則本名でお願いします。ミーティングルームに入られましたら「ミュート」「ビデオ・オフ」になっていることをご確認ください。日仏演劇協会オンライン演劇講座は録画されます。また録画した内容は編集のうえ、後日希望者に共有される可能性があることをあらかじめご了承ください(共有する場合は参加者のプライバシーには配慮します)。
【問い合わせ】日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
日仏演劇協会オンライン講座 西洋演技論史講義
「第3回 なぜ歌は演技から排除されたのか?(2)「自然な演技」とキケロ的人間観(18世紀フランス/古代ローマ)」登壇者:横山義志会員
【内容】
コロナ禍が始まってから、『西洋演技論史序説~歌と踊りのない演劇はなぜ生まれたのか~(仮)』という本を書き進めています。私はここ二十年ほど、いわゆるリアリズム的な演技の起源について考えてきました。そのうちに、歌と踊りを排除したジャンルが生まれたのが奇妙なことに思えてきました。そして演劇祭のプログラムを組むという仕事のなかで、そのような形式が「演劇(théâtre, theatre, Theater...)」の基本的なモデルとなってしまったことが、世界化した舞台芸術界において問題を含んでいることにも気づかされました。「西洋後」を考えるためには、この枠組みをきちんと問い直しておく必要があります。
前回から3回にわけて、主に18世紀フランスで、演技から歌唱的要素が排除されていった過程を探っています。前回は「デクラマシヨン」と呼ばれるフランス旧体制下で成立した演技形式の音楽性が批判され、排除されていく過程を見ていきましたが、今回はこの「デクラマシヨン」という概念が成立した過程を見ていきます。この概念はローマ弁論術に由来し、そこには共和政を擁護したローマの弁論家キケロによる政治観・人間観が深く刻み込まれています。キケロは散文による弁論は「人間」にとって「自然」なもので、それこそが政治の根幹にあるべきだと考えていました。この意味で、実はローマ弁論術から生まれたデクラマシヨンという概念自体が、音楽性を排除した「自然な」演技を理論的に要請していたといってもよいかもしれません。
※2021年8月5日に開催された【日仏演劇協会オンライン勉強会】「なぜ歌と踊りは「自然」ではなくなったのか?~一八世紀フランス演技論とキケロ『弁論家について』~」と重なる内容が含まれています。
【登壇者プロフィール】
横山義志 ドラマトゥルク、舞台芸術研究(西洋演技論史)。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭リサーチディレクター、学習院大学非常勤講師、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事・政策提言調査室長。
1977年生まれ。生物学を志したのち、フランス演劇を専門に。2008年にパリ第10大学演劇科で博士号を取得。2007年からSPAC-静岡県舞台芸術センターに勤務。海外招聘を担当し、30カ国以上を視察。2014年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)に参加。2016年、アジア・センター・フェローシップにより東南アジア三カ国視察ののち、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティーとしてニューヨーク大学でパフォーマンス・スタディーズを学び、アジアの同時代的舞台芸術について考える。論文に「アリストテレスの演技論 非音楽劇の理論的起源」、翻訳にジョエル・ポムラ「時の商人」など。 西洋演技論史をめぐる論文等はこちらのリンク(https://is.gd/EurCEO)を参照。
【日時】
2023年12月20日(水)20:00~22:00
(講義90分程度・質疑応答30分程度)
※「第4回 なぜ歌は演技から排除されたのか?(3) 感情主義演技論とローマ弁論術の反規則性(18世紀フランス/古代ローマ)(仮)」は2024年2月頃を予定しています。
【開催方法】オンライン(Zoomを使用)
【参加費】
日仏演劇協会会員:無料/一般:1,000円
(※年会費は一般会員3,000円、学生会員1,500円です。入会の詳細は「入会案内」をご参照ください。)
* 第1回・第2回講義の動画の視聴を希望される方は、下記「申込方法」にございますリンクで詳細をご確認ください。
【申込方法】
参加を希望される方は、こちらでチケットをご購入ください。実施前日にZoomリンクをお送りいたします。
この講座に関しては、録画・資料も、終了後追って共有いたします。
第1回・第2回の録画と資料は、申し込みいただき次第、早急にお送りします。いずれの録画も2024年2月20日まで視聴可能です。
https://peatix.com/event/3774998/view?k=cd863ce9a09edfea7fe07a8b7e595be1209a7948
【注意】
参加登録は原則本名でお願いします。ミーティングルームに入られましたら「ミュート」「ビデオ・オフ」になっていることをご確認ください。日仏演劇協会オンライン演劇講座は録画されます。また録画した内容は編集のうえ、後日希望者に共有される可能性があることをあらかじめご了承ください(共有する場合は参加者のプライバシーには配慮します)。
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp) ※[at]を@に代えてメールをご送信ください。
【勉強会】
『「真実らしさ」の概念を再考するー十七世紀前半の演劇理論をめぐって』発表:塩谷優衣会員
日時:2023年11月28日(火)20:00〜21:30
【発表概要】
十七世紀はフランス演劇史における一つの黄金時代と言えます。とりわけ世紀後半に、今日古典主義と呼ばれる美学に則ってつくられた劇作品は、ラシーヌの悲劇をはじめとして日本でもよく知られています。古典主義演劇はアリストテレスの『詩学』の解釈を通して定められたさまざまな規則(たとえば、劇作品が扱うのは一箇所で一日の内に起こる一つの出来事でなければならないとする「三単一の規則」)の遵守を特徴としており、これらの規則は「真実らしさ」という概念と密接に結びついています。「真実らしさ」は、コルネイユの悲喜劇『ル・シッド』に関するアカデミー・フランセーズの意見(1638年)によって厳密に定義され、やがて「すべての劇作品の基盤」(ドービニャック師『演劇作法』、1657年)とみなされるようになります。今回は、アカデミーの意見の草稿を手がけた文芸評論家シャプラン(Jean Chapelain, 1595年-1674年)が示す「真実らしさ」の特徴を、Anne Dupratの研究書Vraisemblances : poétiques et théorie de la fiction, du cinquecento à Jean Chapelain (1500-1670) (Honoré Champion, 2020年)を手がかりに確認し、主に理論の面から、この概念について考えなおしてみたいと思います。
【発表者プロフィール】
塩谷優衣:専門はフランス文学。とくに十七世紀の演劇に関心をもち、テクスト分析を中心とした研究をおこなっている。上智大学文学研究科博士後期課程満期退学後、現在は上智大学文学研究科特別研究員。明治大学、大東文化大学非常勤講師(フランス語)。エイコス:十七世紀フランス演劇研究会会員。
日時:2023年11月28日(火)20:00〜21:30
オンライン(zoom)開催
*参加される方は、事前に以下のリンクから参加登録をお願いします。
⇒ 登録はこちら
https://zoom.us/meeting/register/tJUucemrrzksHtXuV69VeT12LP96-F4jM5Tm
* 登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
・参加登録は原則本名でお願いします。
・ミーティングルームには参加登録したメールアドレスでしかログインできません。
・ミーティングルームに入られましたら「ミュート」「ビデオ・オフ」になっていることをご確認ください。
* 勉強会は記録用に録画がいたしますのでご了承ください。
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office@sfjt.sakura.ne.jp)
【連続研究会(共催)】「フランス演劇の公共性」講師:エマニュエル・ヴァロン氏、ピエール・フランツ氏、2023年9月28日、9月30日、10月2日(対面開催・通訳あり)
【連続研究会(共催)】
「フランス演劇の公共性」
講師:エマニュエル・ヴァロン氏、ピエール・フランツ氏
2023年9月28日、9月30日、10月2日(対面開催・通訳あり)
会場:早稲田大学文学部(戸山キャンパス)33号館4階434教室
フランスよりエマニュエル・ヴァロン(パリ・ナンテール大学名誉教授)、ピエール・フランツ(ソルボンヌ大学名誉教授)の両氏を招いて、
下記の日程で連続研究会「フランス演劇の公共性」(共催)を開催いたします。
1)「演劇の公共性の変容 1680-1793-1900」
日時:9月28日(木)18:00-21:00
講師:ピエール・フランツ氏(主)、エマニュエル・ヴァロン氏
2)「舞台の優越——現代フランスにおいてプロジェクトの経済が公共・民間劇場のプログラムに与える影響」
日時:9月30日(土)15:00-18:00
講師:エマニュエル・ヴァロン氏(主)、ピエール・フランツ氏
3)「演劇の記憶とアーカイヴの課題——保存、継承、再活性化」
日時:10月2日(月)18:00-21:00
講師:エマニュエル・ヴァロン氏、ピエール・フランツ氏
日仏演劇協会オンライン講座
西洋演技論史講義
【第2回】なぜ歌は演技から排除されたのか?(1)
【講義内容】
『西洋演技論史序説~歌と踊りのない演劇はなぜ生まれたのか~(仮)』という本を書き進めています。ここ二十年ほど、いわゆるリアリズム的な演技の起源について考えるなかで、歌と踊りを排除したジャンルが生まれたことが奇妙に思えてきました。そして国際演劇祭のプログラムを組むなかで、それが「演劇」のモデルとなってしまったことが問題を含んでいることにも気づかされました。「西洋後」を考えるには、この枠組みを問い直しておく必要があります。
今回から3回にわけて、主に18世紀フランスで、演技から歌唱的要素が排除されていった過程を探っていきます。今回は非音楽劇としての演劇が制度的に成立した過程と、朗誦の記譜可能性論争を取り上げます。20世紀のリアリズム演技論は18世紀フランス演技論が形成した論理を引き継いでいます。18世紀は演劇とオペラの制度的分離が成立した時代でもありました。一方で、演劇において朗々と歌い上げるような演技もなされ、それを楽譜に記して俳優に学ばせるべきではないかという提案もありました。それに対する反論の試みが、歌唱的演技を「自然」ではないものとみなす理論的枠組みを形成していきます。
【登壇者プロフィール】
横山義志 ドラマトゥルク、舞台芸術研究(西洋演技論史)。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭リサーチディレクター、学習院大学非常勤講師、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事・政策提言調査室長。
1977年生まれ。生物学を志したのち、フランス演劇を専門に。2000年に渡仏し、2008年にパリ第10大学演劇科で博士号を取得。2007年からSPACで海外招聘プログラムを担当し、30カ国以上を視察。2014年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)メンバー。2016年、アジア・センター・フェローシップにより東南アジア三カ国視察、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティーとしてニューヨークでパフォーマンス・スタディーズを学び、アジアの同時代的舞台芸術について考える。西洋演技論史をめぐる論文等はこちらのリンクを参照。
https://www.academia.edu/94117320/西洋演技論史をめく_る論文等_2023年1月2日時点_
【日時】 2023年8月23日(水)20:00~22:00(講義90分程度・質疑応答30分程度)
※第3回、第4回はそれぞれ12月頃、来年2月頃を予定しています。
【場所】オンライン(Zoomを使用)
【参加費】 一般:1,000円/日仏演劇協会会員:無料
(※年会費は一般会員3,000円、学生会員1,500円です。入会の詳細は「入会案内」をご参照ください。)
【申込方法】 参加を希望される方は、以下のPeatixイベントサイトからチケットをご購入ください(開始時刻あるいは定員に達した時点で締切とさせていただきます。会員の方は無料ですが、申込みはしていただくようお願いいたします)。実施前日までにZoomリンクを共有いたします。この講座に関しては、録画・資料も、終了後追って共有いたします。また、「西洋演技論史講義 第1回「西洋演技論史」とは何か」の録画・資料をご希望の方も、こちらからお申し込みいただけます。
https://artducomedienunehistoiredesidees2.peatix.com
【注意】参加登録は原則本名でお願いします。ミーティングルームに入られましたら「ミュート」「ビデオ・オフ」になっていることをご確認ください。日仏演劇協会オンライン演劇講座は録画されます。また録画した内容は編集のうえ、後日希望者に共有される可能性があることをあらかじめご了承ください(共有する場合は参加者のプライバシーには配慮します)。
【問い合わせ】 日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
日仏演劇協会勉強会
「アドルフ・アッピア演出作品の再現上演のために」発表:横田宇雄会員
【発表内容】
20世紀転換期のスイスの舞台美術家・演出家アドルフ・アッピア(Adolphe Appia、 1862-1928)の仕事、特にヘレラウ祝祭劇場(ドイツ・ドレスデン)における演出作品を振り返り、再現上演の可能性を検討します。
アッピアは、シンプルで抽象的な舞台装置を考案し、上演芸術における俳優の動きと視覚効果の融合を図りました。1950年代以降、ヴァーグナー祝祭劇場で”受け入れられて”以降、オペラ業界の舞台装置の概念は変わり、華麗で荘厳な装置ではなく、幾何学的で観念的なものにとって代わられていきました。
アッピアの仕事は、ゴードン・クレイグと並び、近代舞台美術の父と評されますが、(特に日本国内においては)まだ彼の仕事がきちんと検討されていないように思います。発表者は今年の冬にヘレラウ祝祭劇場を現地調査し、アッピアに関する小品を創作する予定です。アッピアの描いた理想と現実を分析しながら、アッピアの仕事を現代に蘇らせるために、どのような方法が検討できるか、様々な角度から検証していきたいと思います。
【発表者プロフィール】横田宇雄
専門は劇場建築史(フランス)。特に18世紀を対象としている。翻訳家・実演家としても活動。『タンタジールの死』の邦訳、演出作品『イグレーヌ・バリエーション』(2021)など。現在、アンスティチュ・フランセ日本—ヴィラ九条山職員、京都大学フランス文学専攻博士後期課程在籍中。
日時:2023年7月15日(土)16:00〜18:00
場所(対面参加の場合):明治大学 駿河台キャンパス アカデミーコモン 8F 308G 教室
会場へのアクセス
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)「上田久美子のフランス演劇体験」
演出家としてご活躍で、現在フランス滞在中の上田久美子さんをお迎えし、上田さんが今まさに体験なさっているフランス演劇の現状について、また上田さんご自身のご活動について、お話をうかがっていきます。
【登壇者プロフィール】
上田久美子:奈良県出身。京都大学文学部フランス語学フランス文学科卒業。2006年より宝塚歌劇団演出部所属、宝塚歌劇の脚本・演出を手がける。文楽や能など伝統芸能の知識を生かした作品は、批評家らに高く評価されてきた。処女作「月雲の皇子」は日本の古代史に題材をとり、歴史における記述の起源を根底のテーマとしているように、作品は常に哲学的なテーマ性を持つ。2022年、宝塚歌劇団を退職。2023年-2024年には文化庁新進芸術家海外研修生としてフランス・パリに滞在。
横山義志:ドラマトゥルク、舞台芸術研究(西洋演技論史)。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭リサーチディレクター、学習院大学非常勤講師、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事・政策提言調査室長。
【日時】
2023年6月3日(土)18時〜19時半
【会場】
オンライン
【申し込み】
※定員に達したため、予約を締め切りました。
※本講演会の録画・録音アーカイブは、日仏演劇協会会員にのみ公開いたします。
【参加費】
無料
【お問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office@sfjt.sakura.ne.jp)
【日仏演劇協会主催講演会】
「フランス演劇とゴルドーニ」講師:大崎さやの
【発表内容】
昨年3月に、博士論文を改稿した『啓蒙期イタリアの演劇改革―ゴルドーニの場合』を東京藝術大学出版会より上梓しました。ゴルドーニとは、イタリアを代表する18世紀の劇作家カルロ・ゴルドーニのことを指します。彼は演劇の改革者と言われ、イタリアの近代喜劇を生み出しました。フランス演劇に造詣が深く、その影響は彼の作品や演劇改革の理念に見てとることができます。反対にフランスの演劇人も、ゴルドーニの演劇にヒントを得ていました。イタリア演劇とフランス演劇は、相互に影響を与えあってきたのです。
本講演では、フランス演劇とゴルドーニの関係について、フランスの詩学の理論がゴルドーニの演劇改革に与えた影響や、ゴルドーニとモリエール、ヴォルテール、ディドロといったフランスの演劇人との関わりを中心にお話しします。またイタリアで生まれたコンメディア・デッラルテやオペラとフランス演劇との関係についても触れられればと思います。
【発表者】
大崎さやの(OSAKI Sayano):イタリア文学・演劇研究。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、東京大学、東京藝術大学等にて非常勤講師。著訳書に『啓蒙期イタリアの演劇改革 ―ゴルドーニの場合』(2022年、東京藝術大学出版会)、ベスト・プレイズⅡ―西洋古典戯曲13選』(共同執筆・翻訳、2020年、論創社)他。
詳しくは:こちら
↓↓↓詳細↓↓↓
【日時】2023年3月11日(土)13時〜15時【場所】明治学院大学白金キャンパス本館2階1201教室
東京都港区白金台1-2-37(白金高輪駅もしくは白金台駅(東京メトロ南北線/地下鉄都営三田線)から徒歩7分。)
【申し込み】不要
【参加費】無料
【問い合わせ】日仏演劇協会事務局(office@sfjt.sakura.ne.jp)
【第5回】日仏演劇協会オンライン講座
「西洋演技論史講義【第1回】「西洋演技論史」とは何か」登壇者:横山義志会員
【発表内容】
コロナ禍が始まってから、『西洋演技論史序説~歌と踊りのない演劇はなぜ生まれたのか~(仮)』という本を書き進めています。私は二十数年前から、いわゆるリアリズム的な演技の起源について考えてきました。そのうちに、歌と踊りを排除したジャンルが生まれたということがとても奇妙なことに思えてきました。そして演劇祭のプログラムを組むという仕事のなかで、そのような形式が「演劇(théâtre, theatre, Theater...)」の基本的なモデルとなってしまったことが、世界化した舞台芸術界において問題を含んでいることにも気づかされました。「西洋後」を考えるためには、この枠組みをきちんと問い直しておく必要があります。
今回はまず西洋演技論史とは何か、「演劇」とは何か、この枠組みの何が問題なのか、西洋語における「演技」とは何か、といった話をしてみたいと思います。受講者が多少いらしゃるようであれば、今後も続けていければと考えています。
【登壇者】
横山義志:ドラマトゥルク、舞台芸術研究(西洋演技論史)。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、東京芸術祭リサーチディレクター、学習院大学非常勤講師、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事・政策提言調査室長。
西洋演技論史をめぐる論文等はこちらのリンクを参照。
【日時】2023年2月1日(水)20:00~22:00(講義90分程度・質疑応答30分程度 ※フリートークも含め22時には終了)
【場所】オンライン(Zoomを使用)
【参加費】一般:1,000円、日仏演劇協会会員:無料
【申込み】こちらのPeatixページよりお願いいたします。
【アーカイブ配信】
イベントは終了いたしましたが、アーカイブ録画を配信中です(一般:1,000円、会員:無料)>>ご購入はこちら<<
※なお、第2回・第3回はそれぞれ8月・12月に予定しております。
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)
【第6回】日仏演劇協会オンライン勉強会
「「みる」ということ:マラルメの絵画評論、舞踊評論から「まなざし」を読み解く」発表:村上由美会員【発表内容】
ステファヌ・マラルメ(1842-1898)は19世紀フランス象徴派の代表的詩人であり、詩作に並行して1870年代には絵画論を、1880年代には舞踊論を書いています。絵画と舞踊は異なる芸術ジャンルですが、マラルメにおいてその両者は、ものの見方という点で同一線上にならべられるように思われます。今回は、マラルメの舞踊論が、絵画論の発展形態として書かれたのではないかと仮定し、さらにその思想がマラルメの文学的営為として1890年代の詩や散文に引き継がれていったのではないかと考え、その詩学を考えてみたいと思います。
マラルメは舞踊について次のように定義しています。踊りとは、踊り子が自分の身体で舞台空間に〈記号〉を書く行為であり、それを受け手=観客は「読む」ことだ、ということです。舞台の読解のためには「まなざし」の訓練が必要なのだといいます。今回の研究会では、マラルメにおいて、舞台に向けられる「まなざし」の理論が1870年代の絵画、とりわけ印象派画家たちの「まなざし」の理論に淵源を求めることができるのではないかと考えていきます。年末のもっともお忙しい時期ですが、画面越しにお会いできましたら嬉しく思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
【発表者】
村上由美:専門はフランス文学。とくにステファヌ・マラルメとポール・クローデルについて論文を執筆し、詩人と舞台芸術のかかわりを研究している。早稲田大学ならびにパリ・ソルボンヌ大学で学業を修め、日本学術振興会研究員をへて、現在は早稲田大学ほかにて非常勤講師としてフランス語教育をおこなっている。
【日時】
2022年12月29日(木)20:00~21:30
(発表60分・質疑応答30分※22時終了予定)【無料・要事前参加登録】
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office@sfjt.sakura.ne.jp)【第5回】日仏演劇協会オンライン勉強会「演劇の”ジャポニスム”を考える」発表:柏木純子会員【発表内容】
この春、ジャポニスム学会から『ジャポニスムを考える』という書籍が発行されました。ジャポニスム研究は1980年代から盛んに行われるようになり、2000年ごろに一度は体系化されたものの、それからさらに20年のうちに、捉えきれないほどの広がりを見せました。「『ジャポニスムとは何か』ではなく、『ジャポニスム研究とは何か』を考え(…)迂回的ながらもジャポニスムをどうとらえるのかという問題に戻っていく」のがこの本のテーマです。
その姿勢にならいながら、この度、「演劇におけるジャポニスム」について考える機会を設けます。劇場を中心とした日仏交流については、すでに多くの調査・報告が行われてきましたが、「ジャポニスム」という枠組みについては、あまり議論されてこなかったのではないかと感じています。
今回の勉強会では、〈日本文化受容の概観〉、〈1900年前後の創作〉、〈『蝶々夫人』パリ初演:新資料紹介〉と3つの話題を用意しました。ジャポニスムの専門家のみならず、18世紀から現代まで、芝居から舞踊まで、文学から美術まで、様々な分野の方にお楽しみいただければ幸いです。【発表者】
柏木純子:1993年、神戸生まれ。兵庫県立宝塚北高校演劇科非常勤講師、日本大学歯学部兼任講師、大阪大学大学院博士後期課程(休学中)。演劇を中心に制作から教育、研究まで様々に活動している。宝塚北高校演劇科で舞台芸術に触れ、日本大学芸術学部演劇学科演技コースに進学、役づくりと衣裳の関係に興味を持ち研究の道に足を踏み入れた。
【日時】
2022年7月28日(木)20:00~22:00
(発表90分・質疑応答30分※フリートークも含め23時には完全終了)
【無料・要事前参加登録】
【問い合わせ】
日仏演劇協会事務局(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)日仏演劇協会とは
日仏演劇協会は、日本におけるフランス演劇およびフランスにおける日本演劇のより深い理解を促進すること、そして日仏両国の演劇人の交流を目的としています。広く「フランスの演劇」に関わる研究者、および現場とその周辺で活躍されている方が参加し、フランス演劇、日本演劇という枠組みも変容し、様々なレベルでの交流も拡大している今日の演劇状況に対応した活動を目指しています。
新会員募集中!
日仏演劇協会は、協会の主旨に御賛同いただける方であれば、どなたでも入会することができます。会員には、年1回の会報の送付、会員による公演案内、協会主催イベントの参加費免除等の特典を受けることができます。詳しくは「入会案内」をごらんください。
- コラム
レビューやインタビューなどをご覧いただけます。
June 29, 2022今年はモリエール生誕400年の記念の年ということで、モリエールの誕生日の1月15日、コメディー=フランセーズでは、『タルチュフ』(1664年初演版)の上演とモリエールを讃えるセレモニーが行われ...March 4, 2022 · コラムアリス・ダヴァゾグル(Alice Davazoglou) 『私はアリス・ダヴァゾグル/私は普通の21トリソミーだけど特別じゃない』 Je suis Alice...February 8, 2022 · 過去のイベント(講演会、トーク)田ノ口誠悟(会員) 水の妖精が人間の騎士と恋に落ちるロマンティックな戯曲『オンディーヌ』や、避けがたい母国と他国の戦争を必死で止めようとする古代世界の王子を描いた『トロイ戦争は起こらない』な...他の投稿 過去のイベント
<2023年>
【主催講演会】「上田久美子のフランス演劇体験」講演:上田久美子氏、聞き手:横山義志会員2023年6月3日
【主催講演会】「フランス演劇とゴルドーニ 」講師:大崎さやの氏、2023年月3月11日
【第5回】日仏演劇協会オンライン講座「西洋演技論史講義【第1回】「西洋演技論史」とは何か」横山義志会員、2023年2月1日
<2022年>
「【勉強会】「「みる」ということ:マラルメの絵画評論、舞踊評論から「まなざし」を読み解く」村上由美会員、2022年12月29日
「【勉強会】「演劇の”ジャポニスム”を考える」柏木純子会員、2022年7月28日
「【講演会】「日本におけるモリエール」」秋山伸子氏(青山学院大学教授)2022年5月29日
「【上映会 / Projection】新作能『鐵門』(高浜虚子作)上映会」2022年1月23日
【勉強会 / Séminaire】第5回日仏演劇協会オンライン勉強会「ジャン・ジロドゥ 演劇のコスモポリタン」(田ノ口誠悟)2022年3月4日
会報バックナンバー
ウェブ掲載の許可をいただいた論考を順次公開していきます。
各論考のタイトルをクリックしてご覧ください。
日仏演劇協会会報 復刊1号(2008年)
- 会長挨拶:《外部》と《越境》――あるいは「離見の見」ということ
渡辺守章……………………………………………….................................. 3 - 思い出の舞台から:「五月革命」の頃のフランス演劇
伊藤洋…………………………………………………................................... 5 - 最近のフランスの舞台から: 2007年~ 2008年
小田中章浩………………………………………….................................... 6 - 最近のフランスの舞台から: 2006年~ 2007年
根岸徹郎……………………………………………….................................. 6 - 書評:『繻子の靴』(上)(下)
石川理絵子、佐伯隆幸……………………….............………………….. 7 - 書評:『演劇の歴史』
高橋信良……………………………………………….................................. 7 - 書評:『宮廷バレエとバロック劇 フランス一七世紀』
八木雅子…………………………………………........................................ 8 - アンヌ・ユベルスフェルト講演会:「コルテス ―― その才能の諸地平」(前)
アンヌ・ユベルスフェルト(佐藤康訳)……....................... 9 - セミナー報告:「演劇言語の探求」(前)
佐藤康………………………………………………...................................... 12 - 活動報告(2004 年度~ 2007 年度)
…………………………………………………................................................ 12 - 編集後記
…………………………………………………................................................ 14 - 奥付
......................................................................................................... 15
日仏演劇協会会報 復刊2号(2010年)
- わたしのこの一冊:「人間と芝居の危険な関係」
佐藤実枝…………….................................................…………………………………….................. 3 - わたしのこの一冊:Alain Couprie, Marquise ou la « Déhanchée » de Racine
秋山伸子……………….................................................………………... 4 - アンヌ・ユベルスフェルト講演会:「コルテス ―― その才能の諸地平」(後)
アンヌ・ユベルスフェルト (佐藤康訳)............................ 5 - 静岡のオリヴィエ・ピィ
横山義志……………………………………………..................................... 8 - コレクション現代フランス語圏演劇刊行に寄せて
佐伯隆幸………………………….......................................................... 10 - 書評:渡邉守章『越境する伝統』、『快楽と欲望』
佐伯隆幸……………………………………………….................................. 12 - 書評:千川哲生『論争家コルネイユ』
友谷知己……………………………………………...............……................ 12 - 書評:小田中章浩『現代演劇の地層』
根岸徹郎……………………………………....………................................. 13 - 紹介:バレエ・リュス 100 年
北原まり子………………………………………....................................... 13 - 紹介:バレエ・リュス展
八木雅子…………………....................................………...................... 14 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2007 - 2009)
堀切克洋、北原まり子………………............................................. 15 - 活動報告
…………………………………………………................................................ 28 - 編集後記
…………………………………………………................................................ 28 - 奥付
......................................................................................................... 29
日仏演劇協会会報 復刊3号(2012年)
- 思い出の舞台:「パリの芝居の思い出 マリー・ベル」
田之倉稔…………………................................…………………….....….... 3 - わたしの一冊:Bernard Dort, Théâtre en jeu (Seuil, 1979) ──最近の演劇書一幣を兼ねて
佐伯隆幸…………………………………................................………….….. 5 - シンポジウム報告:フランス17 世紀演劇の多様性─『フランス17 世紀演劇事典』作成をめぐって
伊藤洋、鈴木美穂、戸口民也、野池恵子.............................. 7 - 書評:佐々木滋子『祝祭としての文学 マラルメと第三共和制』
坂巻康司……………..................................………………………………… 12 - 書評:Patrick Besnier『Alfred Jarry』
齋藤公一…………........................................……………………………… 12 - 書評:鈴木晶『バレエとダンスの歴史』
高橋信良…………………...............................……………………………… 13 - パリ便り:パリで観たダンス・ドキュマンテール──《Cédric Andrieux》, 《Une semaine d’art en Avignon》
北原まり子……………....................................…………………………… 14 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2010 - 2011)
堀切克洋……………………………………………...............................…… 15 - 「コレクション 現代フランス語圏演劇」の刊行途上で
佐伯隆幸……………...............................…………………………………… 30 - 活動報告
...………………………….................................………………………………… 31 - 編集後記
......…………………….......................................……………………………… 31 - 奥付
......................................................................................................... 32
日仏演劇協会会報 復刊4号(2013年)
- 日仏演劇協会の古い話――というか来しかた行く末
渡邊守章………………………………………...................................……… 3 - わたしの一冊:Georges Forestier, Le Théâtre dans le théâtre sur la scène française du XVII e siècle, Dros, 1981
伊藤洋…………………………………………….................................…...… 6 - 錬肉工房『女中たち』上演の軌跡
岡本章………………………....................................………………………... 9 - これまでの滞仏を振り返っての所感
鳴海康平…………...................................………………………………….. 12 - 明るさと寂しさのコントラスト-コメディ・デ・シャンゼリゼ『シャイヨの狂女』評
間瀬幸江……………………................................………………………….. 13 - 書評:Cécile Backès, Anthologie du Théâtre français du 20e siècle
佐伯隆幸……………………………................................………………….. 14 - 書評:ベルナール=マリ・コルテス著、佐伯隆幸訳『西埠頭/タバタバ―コルテス戯曲選2』
西樹里…………….................................................……………………..... 15 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2012)
堀切克洋(編)………...................................……………………..…… 16 - 活動報告
……………………………......................................………………………....… 23 - 編集後記
……………………….........................................…………………………….... 23 - 奥付
.......................................................................................................... 24
日仏演劇協会会報 復刊5号(2014年)
- 思い出の舞台
塩谷敬….……………………………………......................................……… 3 - シェローの死
佐伯隆幸….……………………………..................................……………… 6 - ミュッセティストたちの21 世紀
鹿瀬颯枝….…...……………..................................………………………… 9 - ジル・ドゥクレール教授講演会記録
關智子….…………………...................................……………………...…… 12 - 書評:ジョエル・ユトヴォル『啓蒙の世紀の俳優たちと舞台衣裳:コメディ・フランセーズ所蔵フェッシュ&ヴィルスケールのミニアチュール』
八木雅子….…………….....................................……………………..…… 14 - 書評:Cecile Coutin, Tromper l’ennemi
間瀬幸江….……………....................................…………………………… 15 - 書評:秋山伸子『フランス演劇の誘惑 愛と死の戯れ』
佐伯隆幸….…………....................................………………………...…… 16 - パリの舞台から:光と闇とイデオロギー
堀切克洋….…………....................................……………………………… 17 - パリの舞台から:盲人たちと沈黙の声
宮脇永吏….……….............................................………………………… 19 - 若手研究者よりの報告:ヌーヴェル・ダンス以後
越智雄磨….………….......................................…………………………… 21 - フランス語圏舞台芸術・文献目録2013
北原まり子・堀切克洋(編)………................................……… 24 - 活動報告
….……………………...............………...................................……………… 34 - 後記
….………………………………….......…...................................…..………… 34 - 奥付
......................................................................................................... 35
日仏演劇協会会報 復刊6号(2016年)
- 巻頭言―過去を思い、未来を見つめて
伊藤洋………………………………......................................……………… 3 - 緩やかさと静けさのなかで、見えないもの、聞こえないものを感じ取る
片山幹生…………………………………..................................…………… 5 - ルーマニア・シビウ国際演劇祭を観る―2014 年度
伊藤洋………………………………....................................…...…………… 9 - わたしの一冊
根岸徹郎………………………....................................……….…………… 13 - 若手研究者よりの報告:演劇と美術の交差点としての挿絵入りプログラム
袴田紘代……………………....................................……….……………… 15 - 若手研究者よりの報告:ジェローム・ベル『Gala』(2015)について
越智雄磨……………….......................................……….………………… 18 - 書評:ジャン=ピエール・アン『演劇評論とその周辺』
穴澤万里子………………………………....................................………… 21 - 書評:中筋朋『フランス演劇にみるボディワークの萌芽:「演技」から「表現」へ』
片山幹生…………………….....................................……………………… 22 - 書評:Sylviane Pagès, Le butô en France
北原まり子…………………...................................………….…………… 23 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2014)
北原まり子・堀切克洋(編)…................................…………… 25 - 活動報告(2014 年度・2015 年度)
…………………………………………….......................................…………… 33 - 編集後記
……………………………………….....................................………..………… 33 - 奥付
......................................................................................................... 34
日仏演劇協会会報 復刊7号(2018年)
- 巻頭言――様変わりの演劇と観客
伊藤洋………………........................................…………………………… 3 - 追悼:佐伯隆幸副会長の死を悼む
渡邊守章…………....................................………………………………… 4 - 追悼:佐伯隆幸先生の訃報に接して
伊藤洋………………........................................…………………………… 6 - エメ・セゼールの演劇
立花英裕…………..........................................…………………………… 8 - 思い出の舞台
遠山博雄………………….....................................…………………..…… 11 - わたしの一冊
戸口民也……………………………....................................……………… 13 - 若手研究者報告:『ジハード』翻訳雑感:グローバリゼーションをめぐる卓越した思想劇
田ノ口誠悟………………………......................................……………… 15 - 若手研究者報告:1930-60 年代草創期フランス・テレビと演劇
大谷理奈…………………………….................................………………… 16 - 劇評:オデオン座の『フェードル(ズ)』
岩切正一郎… …………………..................................…………………… 17 - 劇評:『繻子の靴』公演報告
西野絢子……………………..................................…………………..…… 18 - 演劇企画「ある」ジャリ原作、堀益和枝構成・台本・演出「ユビュ王」
齋藤公一……….....................................................…………….……… 20 - 青年団国際演劇交流プロジェクト2016『MONTAGNE /山』
片山幹生…………………...................................……………….………… 21 - 書評:Alexeï Evstratov, Les Spectacles francophones à la cour de Russie (1743-1796) : l’invention d’une société
奥香織…………………....................................………………….………… 23 - 書評:フランソワ・ビゼ『文楽の日本 人形の身体と叫び』
堀切克洋……………....................................………………………...…… 24 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2015-2016)
北原まり子・堀切克洋(編)..................................…………… 25 - 活動報告(2016 年度度)
……………………………………….....................................………………… 37 - 編集後記
…………………………....................................................………………… 37 - 奥付
........................................................................................................ 38
日仏演劇協会会報 復刊8号(2020年)
- 巻頭言――68年以来の演劇変革を想う
伊藤洋…………………………………………..........……….............….. 3 - フランス詩の研究者が戯曲を翻訳するとき
岩切正一郎………………………………………………...........…......... 4 - 2017年度イベント報告
片山幹生・堀切克洋………………………………………........……... 8 - 2017年アヴィニヨン演劇祭SPAC『アンティゴネ』参加報告
宮城嶋遥加……………………………………………....................…. 10 - 劇評:新国立劇場『トロイ戦争は起こらない』
田ノ口誠悟…………………………......….............................….… 12 - 書評:アンジェリカ・グデン著 『演劇・絵画・弁論術 一八世紀フランスにおけるパフォーマンスの理論と芸術』
呉宮百合香……………………………………………..................…... 13 - 若手研究者よりの報告:マラルメと舞踊――詩と舞踊との架橋の試み
村上由美…………………………………………………...................... 14 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2017)
北原まり子・堀切克洋(編)….................……..........…..… 15 - 活動報告(2017年度~2019年度)
…………………………………………………………………..........…….... 21 - 日仏演劇協会定款(2017 年 5 月改訂)・編集後記
…………………………………………………………………..........…….... 22
日仏演劇協会会報 復刊9号(2021年)
- 〈追悼〉「渡辺前会長を悼む」
伊藤洋…………………………………………..........……….............….. 3 - 特集:日仏演劇協会創立 60 周年
………………………………………………...........…............................ 4 - 山上優(劇団Ova9 第2回公演、サラ・ベルティオーム作『Nyotaimori』翻訳・演出)
「例え 10 人でもいいから生の演劇をやろう 」
..................................………………………………………........……... 12 - 丹治陽(SPAC 静岡県舞台芸術センター制作部「新型コロナ禍のもとでの演劇活動の模索―― SPAC (静岡県舞台芸術センター)の 2020 年 」
…………………………………………….........................................…. 16 - 「『イグレーヌ・バリエーション』コロナ・ウイルス感染下に、私たちはいかに『タンタジールの死』を読むか? 」
横田宇雄(「 BARACKE 」主宰…………………………......….... 20 - 「『ルイ』という演劇をつくること――ジャン=リュック・ラガルス『まさに世界の終わり』演出(2019 年東京・アトリエ春風舎 )」
蜂巣もも(ハチス企画主宰)…………………...................…... 24 - 〈書評 〉冨田高嗣 、 戸口民也 、 橋本能 著「『フランス十七世紀の舞台装置「マウロの覚書」注解』(駿河台出版社、2019 年)」
千川哲生…………………………………………………....................... 27 - 〈若手研究者よりの報告〉「音楽と演劇の交差点――フランシス・プーランクのオペラを例に」
永井玉藻….................…….............................................…..… 29 - 〈イベント報告 〉野口卓磨・近藤瑞季「ZOOM 座談会:フランス語圏演劇留学の実際(および新型コロナウイルス禍でのベルギー、フランスの演劇状況について)」
片山幹生………………………………………………………….……….... 31 - フランス語圏舞台芸術・文献目録(2020年1月~2021年5月)
北原まり子……………………………………………………….………… 33 - 活動報告(2020 年 1 月~ 2021 年 5 月)
.............................................................................................. 57 - 日仏演劇協会定款(2020 年 6 月 27 日改定)・役員・編集後記
.............................................................................................. 58 - 奥付
.............................................................................................. 60
日仏演劇協会会報 復刊10号(2022年)
「渡邊守章の懐かしさ」 鈴木忠志 .....................................................................................................................................2
野村万作副会長 ..............................................................................................................................................................................6
●「日仏演劇協会 第 II 期(1980~1990 年代)」 北原まり子 編 .................................................................7
●「会報創刊のころ」 橋本能 ...............................................................................................................................................13
●「日仏演劇協会を回想する(1976~)」 齋藤公一 ...........................................................................................15
演出家ダニエル・ジャンヌトーとの対話 横山義志 .................................................................................................17
「18 世紀フランス言語論とバレエ・ダクシオン」 川野惠子 ..........................................................................24
●〈書評〉 Mariko ANAZAWA, Maeterlinck et les Japonais (Paris : L’Harmattan, avril 2021)
田ノ口誠悟 ........................................................................................................................................................................................27
●〈イベント報告〉 ZOOM 演劇講座第 2 回 ティエリ・マレ氏「クローデルと一緒に笑うために」
岡村正太郎 .......................................................................................................................................................................................29
●ZOOM 演劇講座第 4 回 森元庸介氏「西洋はいかにして演劇を許し、芸術を愛するようになったか:決疑論と美学の誕生」
横山義志 ............................................................................................................................................................................................33
●復曲能『鐵門』(高浜虚子作)上映会(解題:小田幸子会員、於・明治学院大学)
小田幸子 ............................................................................................................................................................................................39
●オンライン勉強会第 1 回 横山義志会員「なぜ歌と踊りは「自然」ではなくなったのか?:一八世紀フランス演技論と キケロ『弁論家について』」
横山義志 .............................................................................................................................................................................................41
●オンライン勉強会第 2 回 岡村正太郎会員「ポール・クローデルの演劇構想」
岡村正太郎 .......................................................................................................................................................................................44
●オンライン勉強会第 3 回 北原まり子会員「振付家ミハイル・フォーキンの舞踊史における危うさ:著作権と作品継承 の問題を巡って」
北原まり子 .......................................................................................................................................................................................45
●オンライン勉強会第 4 回 田ノ口誠悟会員「ジャン・ジロドゥ:演劇のコスモポリタン」
田ノ口誠悟 .......................................................................................................................................................................................47
●フランス語圏舞台芸術・文献目録(2021年) 北原まり子 編 ...................................................................50
●活動報告(2021年5月~2022年3月)・会員のみなさまへお知らせ ....................................................61
●日仏演劇協会定款(2020年6月27日改定)・役員(2021年度) ・編集後記.......................................62
日仏演劇協会会報 復刊11号(2023年)
●〈特集:日仏演劇協会創立 60 周年〉................................................................................. 2
●「日仏演劇協会 第 III 期(1991 年~)」 北原まり子 編 ....................................................................................................... 4
●「日仏演劇協会回想録(2004~2008)」 穴澤万里子 ..................................................................................................... 13
●「日仏演劇協会創立 60 周年 第 3 期(2000~)回想」 堀切克洋 ............................................................................ 15
●「日仏演劇協会の思い出」 横山義志 ............................................................................................................................................ 20
〈フランスの若手舞踊研究者〉
●「Le TROIS C-L : un centre de création chorégraphique à Luxembourg (EU)」メラニ・ムザジェ(北原まり子訳) 22
●「Quelle place pour les études et la recherche en danse à l’Université de Strasbourg ?」ギヨーム・サンテス(北原まり子訳) ................................................................................................................................................................. 31
●ポリーヌ・L・ブルバ著『CritiQueer la danse : Réceptions performées & critiques affectées』(書籍紹介+インタビュー) 北原まり子 ........................................................................................................................................... 36
〈若手研究者よりの報告〉
●「コンテンポラリーダンスにおける創作プロセスの研究について : ジェローム・ベルの振付方法を中心に」 吉田駿太朗 ..................................................................................................................................................................................... 41
〈公演評〉
●「ダンスの領域を空中へ : カンパニーXY with ラシッド・ウランダン『メビウス』評」 宮川麻理子 . 46
〈書評〉
●アラン・バディウ著『思考する芸術 : 非美学への手引き』(坂口周輔訳) 越智雄磨 ................................. 49
〈イベント報告〉
●秋山伸子氏講演会「日本におけるモリエール」 穴澤万里子 ........................................................................................ 52
●オンライン演劇講座第 5 回 横山義志会員 「西洋演技論史講義 第 1 回 『西洋演技論史』とは何か」 横山義志 ................................................................................................................................................................................................................ 55
●演劇講座第 6 回 大崎さやの氏 「フランス演劇とゴルドーニ」 横山義志 ........................................................... 57
●オンライン勉強会第 5 回 柏木純子会員「演劇の”ジャポニスム”を考える」 柏木純子 ............................... 61
●オンライン勉強会第 6 回 村上由美会員 「〈みる〉ということ : マラルメの絵画評論、舞踊評論から〈まなざし〉を読み解く」 村上由美 ......................................................................................................................................... 66
●フランス語圏舞台芸術・文献目録(2022 年) 北原まり子 編 ................................................................................... 69
●活動報告(2022 年 4 月~2023 年 3 月)................................................................................................................................. 79
●日仏演劇協会定款(2020 年 6 月 27 日改定)・役員(2022 年度) ........................................................................... 80
●編集後記 ............................................................................................................................................................................................................. 81
日仏演劇協会会報 復刊12号(2024年)
〈特集:ケベックの演劇とダンス〉
●「モントリオールとケベックにおけるダンス——世代間にまたがる継承(La danse à Montréal et au Québec : une transmission intergénérationnelle)」 ギー・クールズとキャロリーヌ・レイモン(Dr. Guy Cools et Dr. Caroline Raymond) .......................................................................................................................................................... 3
●「Thinking is my fighting. 〜フェスティバル・トランスアメリーク(Festival TransAmériques)2023若手アーティスト研修報告〜」 竹中香子 .................................................................................................................................... 15
●「厳冬のケベック演劇旅行記」 片山幹生 ............................................................................................................................... 21
〈若手研究者よりの報告〉
●「劇場の形態について~独・仏・伊の劇場を巡って~」 横田宇雄 ........................................................................... 28
●「16-18世紀フランス女性演劇を世界へひらく:リヨン国際コロック&フェスティバル回想」髙安理保.......................54
●「フランス演劇留学事情座談会」 吉水佑奈・見野舞 ........................................................................................................60
〈書評〉
●小田中章浩著『戦争と劇場:第一次世界大戦とフランス演劇』(水声社、2023年) 間瀬幸江 ..........65
●大出敦編『クローデルとその時代』(水声社、2023年) 西村友樹雄................................................................. 67
〈公演評〉
●「2023年フェスティヴァル・トランスアメリーク鑑賞記——モントリオールの舞台芸術祭」川野惠子.........................70
〈イベント報告〉
●上田久美子氏講演会「上田久美子のフランス演劇体験」 横山義志 ....................................................................... 74
●オンライン演劇講座西洋演技論史第2~4回「なぜ歌は演技から排除されたのか?(1)〜(3)」 横山義志 .............................................................. 75
●対面/オンライン勉強会「アドルフ・アッピア演出作品の再現上演のために」 横田宇雄.......................77
●オンライン勉強会「『真実らしさ』の概念を再考する:17世紀前半の演劇理論をめぐって」 塩谷優衣 ........................... 78
●連続研究会(共催)「フランス演劇の公共性(講師:エマニュエル・ヴァロン氏、ピエール・フランツ氏)」奥香織......................... 82
●新事務局長挨拶 「日仏演劇交流の歴史と現在―舞台と研究」奥香織..................................................................... 87
●フランス語圏舞台芸術・文献目録(2023年) 北原まり子・川野惠子・横田宇雄 編 ................................... 89
●活動報告(2023年4月~2024年3月)..................................................................................................................................... 100
●日仏演劇協会定款(2020年6月27日改定)・役員(2024年度) ................................................................................ 101
●編集後記 ........................................................................................................................................................................................ 102
- 会長挨拶:《外部》と《越境》――あるいは「離見の見」ということ
お問い合わせ
協会へのご質問等は、下記フォームよりご連絡ください。
フォームの他、メールでの問い合わせも承っております。どちらもご返信までに2、3日いただく場合があります。入会案内
協会メールアドレス(office [at] sfjt.sakura.ne.jp)または上記メールフォームより「入会希望」の旨、メッセージをお送りください。
折り返し、「入会申込書」をお送りいたします。
申込書をメールでご返送のうえ、年会費の納入をもって入会とさせていただきます。
【会費】 会費は一律年払いとします。
一般会員 年額3,000円
学生会員 年額1,500円
賛助会員(個人1口) 年額10,000円
賛助会員(法人1口) 年額20,000円【振込先】
三菱UFJ銀行 目白支店(店番641) (普)0308569 日仏演劇協会(ニチフツエンゲキキョウカイ)
※振込手数料は申込者負担となります。
※年会費の振り込み確認後に、会員登録手続きを行います。役員(2023年度)
会員数 42名(うち名誉会員1名)(2023年5月1日現在)
会長 伊藤 洋(早稲田大学名誉教授、演劇博物館元館長)
副会長 野村万作(能楽師、「万作の会」代表)
実行委員長・事務局長:奥香織
実行委員:北原まり子、岡村正太郎、村上由美、穴澤万里子、横田宇雄、越智雄磨、柏木純子、田ノ口誠悟、塩谷優衣
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